そこがいいんじゃない！

無理やり自分のなかに「受け入れよう」としても、難しいことがあります。食べたくないものは食べたくないし、関わりたくない人には近づきたくない。でも、自分でどうしようもなく、変えられないものは「受け入れる」ことが必要なときもあります。

そんなときに「そこがいいんじゃない！」と言ってみる。ちょっとでも「あー、イヤだなー」と思ったら「そこがいいんじゃない！」。そうすると、自分のなかで「え、なにが？」となってきます。すると、さっきまで本当にイヤだったはずなのに、すでにそのイヤなことについて真面目に考えて向き合おうとしている自分がいるんです。そこで、すかさず「そこがいいんじゃない！」。そう、考えてみれば、これも自分で選んでこの状況にいるわけだから、「そこがいいんじゃない！」と思えるところがちゃんとあるはずなんです。

「受け入れよう」とすればするほど苦しくなってしまうけれど、逆に「そこがいいんじゃない！」と思うだけで、その受け入れにくさに可能性を感じることができるようになっていきます。イヤなものだからこそ、そこに、なにかが隠されているような気がしてくるのです。だから、そこがいいんじゃない！

『The Soul’s Journey Lesson Cards』 By James Van Praagh

陰陽五行による解説

「そこがいいんじゃない！」ということは、とりあえず「認める」ということです。「認める」ことは、陰陽五行では「火」に象徴されます。そして「受け入れる」ことは「土」です。そのため、いったん「そこがいいんじゃない！」と認めてしまえば、ちゃんと「受け入れる」ということが自然な反応として起こってくるのです。