最強の風水

最強の風水がなにかといわれたら、それは「自分にとって心地がよい空間を作ること」です。昔のひとは、土地のエネルギーとか、まわりの環境とか、そういったものの影響を感じたり、考えたりする余裕があったのかもしれないけれど、現代の我々がそれを100%マネすることは無理に等しいです。なぜなら、自分が住める場所はある程度決まっているし、土地の使い方なども、法律とか時代とかで、昔よりもずっと制限があるから。

だから、少なくとも「自分が心地よい空間」を作って、そこに暮らすことが大切になります。自分の気分があがるところに帰って、そこでゆっくりと過ごすことが、最強の風水であり、最強の開運方法です。部屋をきれいにしておくことが重要なのも、自分が心地よくいるためです。逆に、ゴミ屋敷でテンションがあがるなら、それはそれで自分にとっては都合のいい場所なのかもしれません（まわりに迷惑をかけるのはダメです）。

「自分が心地よい空間」を作ると考えたとき、浮かんでくるもの、模様替えのアイデアが、わたしにとっての最強の風水です。とりあえず、小さなものからはじめてみましょう。少しの工夫で大きな変化を感じられるのが、風水のおもしろいところです。

『THE SACRED FOREST ORACLE』 By Denise Linn

陰陽五行による解説

「風水」とは本来「土地のエネルギー」をみるもので、これは陰陽五行では「土」に相当します。そのため、「土」のエネルギーをうまく使える、それを自分のエネルギーに変えていくには「火」を加えればいいということになります。これが「自分が心地よい」ということで、そうしていくことがその場の「エネルギー」を高め、自分のためになっていくというわけです。