自分を大切にできるのは自分だけ

本当の意味で、自分のことを大切できるのは自分だけです。どれだけ大切に思ってくれるひとがいたとしても、また自分がどれだけが誰かのことを思っていたとしても、本当の意味で、大切にできるのは、自分だけだし、相手だけなんです。

なぜなら、この脳はひとりぶんのことしか考えられないようにできているから。脳の原型を考えてみれば、単細胞生物がまわりの状況を知るために発達させた器官であり、それは自分自身が生き抜くためだけのものだったことがわかります。それが進化していくなかで、動物になり、集団行動をとるようになると、まわりとの兼ね合いを考える必要が出てきます。しかし、動物たちはそこまで相手のことを考えていませんね。むしろ、自分は自分のことだけを考えていて、それが関係性のなかで、抑圧されたり、支配されたり、ということで関係を保っているだけです。そして、人間はそれをベースに進化してきたわけで、そう考えると、確かに、この脳は自分のことを考えることが最優先のはずであることがわかります。

ですから、あの原初の脳を思い出して、この脳はわたしのことを、わたしだけのことを考えるためにあるってこと前提にしておくことが大切です。そもそもは他人の考えるようにはできていないんです。それも本当はお互い様です。おもしろいのは、そうやって振り切ったときに、ちゃんとうまくバランスが取れてくるってこと！この脳は、自分のことを考える機能と同時に、まわりとのバランスを取る機能も備えているらしい。だからこそ、自分のことを大切にすることが前提になるんです。

『ラブ ・ オラクルカード』 by ライトワークス

陰陽五行による解説

ここで重要なことは「自分を優先する」ことは、前提であるとしていることです。前提になっているから、愛されて当然ということになり、そこを「無意識」に投げておくことができるわけです。そういうものであるとすれば、自分で意識して、改めたり、自分で考える必要がないということなので、「無意識」の「愛」として、触媒的に受け取ることができます。