物事が自分の思ったように進まなくて、焦って、不安になって「サイアクッ！」と思ってしまうことがあります。けれども、自分が“思ったことがある”というだけで、実はかなりラッキーなところにいるのかもしれません。本当に「サイアク」なのは、自分の意志すら持つことができないところで、自分のなかで「サイアク」という感情すら湧かないところにいることです。
すでに思いついたことがあって、それを実行したいと思うことができるわたしは、本当はめちゃくちゃ「ツイてるッ！」はずです。わたしがここで思っていること、思いついたこと、やりたいことがあることは、すでに自分の強さであって、スピリチュアルでいう高次の存在からの導きが含まれているのかもしれません。そこに、自分の意識で「サイアク」とラベルを貼ってしまったら、それはどんなに「ツイてる」ことでも「サイアク」としか思えなくなってしまいます。
この文章が読めるあなたは、すでに「ツイてる」し、うまくいっているはずです。「ツイてる」って思ってみると、意外と「ツイてる」事実があることに気がつきます。そうして「ツイてる」がわかってくると、もっと「ツイてる」わたしになっていくのです。
『The Angel Guide Oracle』 By Kyle Gray
陰陽五行による解説
「サイアク」とは「最悪」です。「悪」は陰陽五行では「土」に染まったものであると考えます。つまり、自分の常識を疑わず、物質的なところに居続けるもののことを「悪」というのです。ですから、わたしが「サイアク」と考えたとき、それは「悪」と言いながらも、自分の意志を持って判断できているため、まだ「最悪」の状態ではなく、「思い」＝「木」が許されている状態であることがわかります。
「木」が許されていることがわかると、自分の「思い」が「現実」を作っていることに気がつきます。そのため、「サイアク」と思うこと自体が「サイアク」な現実につながっていることに気がつくと、それを「ツイてる」に変えていくのは、案外簡単なのです。
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