“今”を忙しくしていれば、過去のことを振り返らなくて済みます。だって、今が忙しいから、過去という過ぎ去ったときのことを考える暇もないわけです。
過去のトラウマとか、後悔に囚われて、今を楽しめないって本当にもったいない。だって、わたしたちには“今”しかないから。わたしが生きているのは“今”だけで、すでに過ぎ去った過去は、違う誰かの記憶を移植されただけかもしれない…。世界５分前仮説では、世界が５分前に作られたとしても、それを覆す反論はできないといわれています（５分前に神が世界を作り、過去の記憶を与えたといわれても、論理的に反論することはできない）。
だから、“今”を忙しく、“今”目の前でやるべきことをやっていれば、それだけでいいということです。過去の後悔の念が押し寄せてきたら「ごめん、今忙しいｗ」って笑い飛ばしてやりましょう。わたしが生きているのは、今です。今だけを大切に、今を生きる。
『The Faery Forest』 by Lucy Cavendish
陰陽五行による解説
過ぎ去った「過去」は、もはや「みえない世界」のひとつになっています。こちらからどうすることもできない領域です。陰陽五行では「水」に象徴されます。「水」は次の「木」にエネルギーを与える関係にあるので、過去が今の私にアイデアを与えてくれることもあります。しかし、それは「木」のエネルギーであり、行き過ぎると「思い」に囚われて、次の行動を起こせない「妄想」の世界になってしまったりするのです。ですから、「今」を生きるという視点が必要になります。「過去」を思いながら、「今」を生きることを決めると、そのエネルギーをちゃんと「今」に使うことができるようになります。
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