スピリチュアルな解釈では、わたしたちは寝ているあいだに肉体(3次元)を離れ、4次元の世界につながっているといいます。4次元では、さらに高次の存在(5~11次元)とやりとり(ミーティング)をして、次にどういったことを経験するのか、誰と会うのかなどを決めてくるのだそうです。ですから、夢のなかで起こることは、その断片を見ていたりして、それが「正夢」となったりするわけです。
単に「夢」といったとき、それは「寝ているときに見るもの」なのか「理想や願望」を意味しているのか、一言ではわかりません。文脈によってまったく異なる意味になる言葉のひとつです。しかし、寝ているときに見ている「夢」が、4次元の断片的なものであるとするなら、そこには自分の「理想や願望」に応じて、高次の存在が動いてくれる様子が現れているのであり、まったく異なる世界をみているわけではないことがわかります。
「夢」が高次の存在とのミーティングを表すなら、どんな悪夢を見ても、むしろそれがわたしのためであって、逆に、なにが起こるかワクワクしてきます。わたしの深いところにある「理想」や「願望」を叶えるために、そういう用意をしてくれているのです。そこには意識的な解釈は必要なくて、ただ「夢はわたしのためにある」と思うだけでだいじょうぶ。「夢」は、わたしの未来のために、高次の存在がはたらいてくれている証拠です。
『ORACLE OF THE HIDDEN WORLDS』 by Lucy Cavendish
陰陽五行による解説
ここでの「夢」は「みえる」ということがポイントです。「みえる」ということは「明らかである」ということ。「明らか」とは「明るい」ということで、陰陽五行では「火」に象徴されるものになります。「火」は人間の成長においては、通常「触媒」としてはたらきかける「高次の存在」として表現されます。そのため、みえる「夢」というのは、まさに「直観」であり、高次の存在がはたらきかけていることそのものといえます。
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