友達100人できっるかな?

オラクルメッセージ

小学校に入ったとき、本気で「友達100人できるかな?」と思っていました。まぁ、うちの小学校は小さかったので1学年25人程度しかいなかったし、当然クラス分けもないから、そもそも人数的に不可能だったのですが。しかし、小学校の同級生25人のなかでも、仲のいいひとから、仲良くないひと、そしてあまり近づきたくないひとと、考えてみれば、見事にわかれるものです。

それでも、当時のわたしはみんなと仲良くするのが理想だと思っていたので、好き嫌いはしてはいけない、誰とでも仲良くしたいと思っていました。けれども、みんなと仲良くしようとすればするほど、だんだんと自分がそこに似つかわしくないような、いるべきではないような感覚になっていきました。仲良くしようとしているのに、なぜだか、まわりが自分から遠ざかっていくのです。そして、高学年になるころには完全に孤立して、みんなが外で遊んでいるあいだ、ひとりで図書室に行くことが多くなっていったのでした。

今から考えてみれば、まわりが離れていったのも当然のことだと思います。なぜなら、わたしはまわりに気を遣うあまりに、自分をなくして、おもしろくない人間になっていたから。自分を消してまわりに溶け込むように生きることを選んで、それで仲良くできると思っていたから。そりゃあ、いっしょにいても面白味はないですよねー(笑)

友達は100人もいなくていい。大切なのは、ありのままの自分を認めてくれて、それでいっしょに楽しんでくれるひとがいること。そのためにも、自分をちゃんと表現することが先なのです。自分を出すからこそ、そこに共鳴するひとたちが集まってきてくれる。そこに楽しい関係ができていくのです。

『Oracle of the Mermaids』 by Lucy Cavendish

陰陽五行による解説

「みんなに合わせようとする」とき、「自分をなくす」と書いてみました。これは「合わせよう」という「思い」が先走った結果として「孤立する」なので、陰陽五行では「木」に象徴される問題です。まわりに「気を遣う」も「木」です。対して「仲良くする」は「土」なので、ある意味で自分の「枠」を確立していくことがポイントになっていることがわかります。

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