つながる、あたたかさ

オラクルメッセージ

整体の考え方で「共鳴」というものがあります。整体の本で「共鳴」という考え方にはじめてふれたとき、「アッ、これだ!」と深く納得したことを今でもはっきりと覚えています。

それというのも、いつの頃からか(小学校高学年頃?)わたしには「他人の痛みを感じ取る」能力(?)のようなものがあって、「ここが痛いよね?」とか「ここがツボだよね?」というのが自分の体の感覚として、感じられることがありました。相手の感覚が、自分の体の感覚として伝わる、そんなことをいつのまにか「そういうもの」として考えるようになっていたんです。当時の自分では「こういうのが才能っていうの?」と思いながら、贅沢にも「どうせなら、数学の才能とか、もっと実用的なものがよかった」と思っていました。

それで「共鳴」という説明出くわしたので、とてもびっくりしたわけです。周囲にあまり理解されず、これまで自分のなかにだけ存在していると思っていた事実も、整体という分野では普通に使われていることだった!要は、相手と自分を「共鳴」させて、体のあり方そのものを合わせていく、という感じです。

それが自然と身についていたわたしがすごいという話ではありません。この能力は誰にでもあるんです。わたしが、それを身につけるのが早かったのは、誰かと一刻も早くつながりたかったから、かもしれません。わたしの一番古い記憶でも、通った保育園の記憶でも、いつのまにかまわりから孤立してひとりになっている自分が思い浮かびます。保育園で思いだすのは、園の庭で見つめていたオナモミの実。ひとりでじっと見つめているときの、風に揺れる草。あのとき、まわりにほかの友達はいなかったのかしら?

「共鳴」すると、相手の方とつながって、あたたかくなることができます。つながりって、あたたかい。そんな輪を広げたいのが、わたしが整体をしている理由なのかもしれません。

『Soul Helper Oracle』 by Christine Arana Fader

陰陽五行による解説

「共鳴」は相手に深く「共感」することでもあります。「共感」は「ハート」がポイントになります。そのため、陰陽五行では「火」に象徴されます。「火」だから「あたたかく」つながることができるのです。そして、それは、それだけで癒しの力になることもできます。

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