自分がひとつの国の王さまになったように想像してみる。自分がトップになった国を、自分の好きなように動かせるとしたら。あ、考えてみれば、この体、この自分の動きを決めているのが自分だから、まさに、このわたしの生き方を決めているのは、わたしが「王さま」になっているシステムなのか!
そしたら、わたしはいい王さまかしら?
いい王さまと悪い王さまは、たいてい、その国民に対してやさしいかどうかが問題になります。物語で懲らしめられるのは、民に厳しい悪い王さま。
それで、わたしは?
うーん、たぶん、厳しい王さま。ずっと民の動きを監視していて、「それはいかん!」ってことあるごとに怒鳴りつけてしまって、みんなが恐縮しちゃうような治め方をしている、絵に描いたような悪い王さまって感じがしてしまいます。
物語にもあるように、みんなが幸せになっていくのは、やさしい王さまの国。わたしは、わたしにやさしくできているだろうか?わたしがわたしに対してやさしく接することができたとき、わたしのすべてもわたしのためにはたらきかけて、いろんなことがうまくいく。
『Otherworld Oracle』 by Sandra Caputo & Laura Caputo
陰陽五行による解説
「わたし」の「枠」を想定して考えてみるというお話なので、ここでの「わたし」は陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」がうまく機能するためには、その親である「火」が必要であり、ここでは「やさしさ」が「火」であるということになります。

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