
🌞直感的にわかる陰陽五行
自由な生き方を取り戻しませんか?
東洋医学の考え方のベースにもなっている『陰陽五行』という哲学は、日本で暮らす人にとって、非常に馴染みの深いものとなっています。例えば、節分に鬼がやってくるのは『陰陽五行』によるところの「土」のエネルギーが高い時期のことを表しています。また、「鬼門」や「土用」もやはり同じ理屈です。曜日の名前も陰陽五行の5つの要素「木火土金水」と「月日(陰陽)」になっています。神戸や横浜の中華街に行けば、それぞれの方角に聖獣「玄武」「朱雀」「白虎」「青龍」を司る門があり、同じように風水でもそれぞれの方角にこれらの聖獣を対応させます。「五臓六腑」という表現も元々東洋医学、すなわち『陰陽五行』に由来する概念なのです。
『陰陽五行』の最も特筆すべき点は、森羅万象すべてのものが当てはまるということです。個人的に最も衝撃を受けたのは『陰陽五行』の教える「人間として生きる道」が、西洋医学の「リハビリテーション」の概念としっかりと重なっていることでした。元々理学療法士として「リハビリテーション」を生業としていたので、とても感銘を受けました。さらに、西洋医学の「リハビリテーション」はその元々の概念から形骸化し、『陰陽五行』が教えてくれた「問題」にまんまとはまっていることにも気づいたのです。これが、私が理学療法を離れて、整体を行っている理由です。

『陰陽五行』は、怪しげな宗教ではなく、すでに日本で生きる人たちの無意識のなかに刷り込まれている思想です。これを知ることで、自分の今の問題がシンプルに明確になり、より自由に生きるためのヒントが得られます。あなたも『陰陽五行』の考え方に基づいて、もう一度自分の心の中を点検してみて、より自由な生き方を取り戻してみませんか?
ここでは『陰陽五行』の基本的な考え方を掲載しています。応用編はブログなどでお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。
🌞第1章 陰陽五行の発生

『陰陽五行』の「陰陽」とは「2つを区別する」ということを意味します。世の中には光があれば、影がある。男がいれば、女がいる(ジェンダー論ではありません)。子供がいれば、老人がいる。といったように、私たちの頭でこの世界を理解していくためには、この「陰陽」つまり2つの物事に分けることをしないと理解できないという考え方を「陰陽論」といいます。(考えてみれば、それを考える脳すら右と左の2つに分けられています。)
しかし、「陰陽」の区別だけでは世の中のすべてを説明することはできません。2つの区別だけなら、右と左は区別できますが、右と左を考えたとき、そこには上も下も存在しています。つまり、4方向なければいけないことになります。また、この4方向がちゃんと定義されるためには、自分の立ち位置がはっきりしていなければなりません。自分が動いてしまうと右も左も関係なくなってしまいます。
ですから、自分の立つ場所である「中央」そして「右」「左」「上」「下」という5つの要素があれば、世界を表現することができるのではないかということになるのです。
この5つに区別すれば、世界を捉えることができるという考え方を『陰陽五行』といいます。

🌞第2章 陰陽五行の5つの要素
さて、『陰陽五行』の考え方をあらゆるものに応用できるようにするためには、5つの要素を象徴的に表すことが必要です。右左上下というのは、たしかに自分からみた方向を表すことはできますが、しかし自分が回転して、向きを変えるとそれぞれの位置関係も変わってしまいます。ですから、右左上下ではなく、東西南北の4方向を使うことになりました。こうすれば、自分の場所さえ決まれば、方角は一定して指し示すことができます。
また、方角が定まったことでそれぞれの方角に象徴的な意味が生まれました。
東は「太陽が昇る」
南は「太陽が高い」=「暑い」
西は「太陽が沈む」
北は「太陽が低い」=「寒い」

ここに、意味のある漢字を象徴としてつけると、
東=「太陽が昇る」=「エネルギーが上昇する」=「木」(木のように上にあがっていく)
南=「暑い」=「火」(あつい!)
西=「太陽が沈む」=「エネルギーが下降する」=「金」(金属はひんやりする)
北=「寒い」=「水」(つめたい!)
と表すことになりました。さらに、自分の立つ場所は「土」といい、自分が立っているところは土の上だということを表しています。
こうして、5つの要素の象徴的な意味がつき、『陰陽五行』では森羅万象すべてのものごとを「木(もく)火(か)土(ど)金(きん)水(すい)」で表すことができると考えるのです。

例)
木:東、朝、若者、肝臓、目、思考
火:南、昼、心臓、舌、愛
土:真ん中、間の時間、大人、胃、現実
金:西、夕方、肺、鼻、老人、捨てる
水:北、夜、腎臓、耳、死、自我
🌞第3章 陰陽五行の5つの要素の関係
『陰陽五行』の5つの要素が決まると、今度はそれぞれの関係性を考えることになりました。要素と関係性がわかれば、すべての物事を説明することができるはずです。
5つの要素「木火土金水」の関係性は以下のようになります。
「水」は「木」を育てる。「木」は燃えて「火」になる。「火」は灰になって「土」になる。「土」のなかには「金」ができる。「金」の表面には「水」がつく。…となって、ぐるりと1周する関係があることがわかります。
この関係は、矢印の先にいる相手を育てる関係にあるので「相生関係(そうせいかんけい)」といいます。互いに力を与える関係になっています。


一方で、もうひとつの関係としては、
「木」は根をはって「土」の場所を奪う。「土」は「水」を埋め立てる。「水」は「火」を消す。「火」は「金」を溶かす。「金」(刃物)は「木」を切り倒す。…という関係もあることがわかります。
この関係は、矢印の先にいる相手をやっつける(剋する)関係にあるので「相剋関係(そうこくかんけい)」といいます。互いに力を奪う関係になっています。
これらの関係性をそれぞれの物事に当てはめれば、理屈の通った説明ができるのが『陰陽五行』という考え方です。
例)お酒を飲みすぎると「肝臓」が活発になる。「肝臓」は「木」なので「土」を剋する。「土」は臓器では「胃」なので、結果として「吐く」ことになる。また、お酒を飲んでいるときは心臓がバクバクする。「木」によって「火」が力を増しているので「火」=「心臓」の機能がアップしていると考える。
🌞第4章 陰陽五行のルート
ここからがポイントです。「相剋関係」の矢印をよく見ると、進む方向が逆になっていることに気がつきます。矢印は本来進む方向の意味なので、「木」から「土」に進むのではなく、勝ったほうに進んでいくのが普通であり「土」⇒「木」と表現されてもおかしくないのです。
つまり、ここに真理が隠されているということです。本来は勝ったものの方に向くはずの矢印が、あえて弱いものに向かっているということは、「あえて弱いものを助ける」ことに意味があると説いていると考えられます。「木」は「土」に勝つことができますが、あえてそちらに向かっていくことで、意識的な成長につながっていくということです。
例えば、「木」は「若いエネルギーを持った若者」です。「土」は「現実を生きる大人」です。「若いエネルギー」は爆発力があるので、「大人」をやっつけて「現実」をひっくり返すこともできます。しかし、あえてそうしないのが人間で「現実」に生きて「大人」になることを選びます。これが意識的な進化の道だというのです。この道のことを「相剋ルート」といいます。
その先も同じです。
「土」の「大人」は、「水」の「老人」をやっつけることができますが、あえてそこに向かっていくのです。それが人間の生きる道ということです。
そして、「水」は人間にとっての「死」を表すので、その先は死んだあとを表します。いわゆる、神(カミ)の道ということです。

では、「火」や「金」は人間としていきるのに関係ないのかというと、そうではありません。「火」や「金」の存在は、私たちの先輩(神、ハイヤーセルフなど)として、私たちが生きるのを応援してくれるように働きかけているのです。そうやって人生の道を進むことが、自分らしく生きることにつながっていると『陰陽五行』は教えてくれています。

ちなみに「リハビリテーション」は「ケガ」や「手術」からスタートして、この道をたどります。「ケガ」「手術」は「痛み」を伴います。「痛み」は「木」の象徴です。「痛み」のある状態から安静にしておくと、体の関節が硬くなっていきます。関節が固まった状態は「土」です。ここから、自分の生活に戻っていく「リハビリテーション」のためには「水」を目指して、「金」を実施することが必要です。ですから、ここで「これまで通りではいけない(=転んだ原因を考える)」「時代の変化を感じる」「自分の問題点と向き合う」といったことが必要になります。しかし、理学療法による治療では「機能改善」が主な目標とされており、結局もとに戻すような形になっています。これでは、気づきが得られず、次の段階に進むことができない、ということになるのです。
当サロンの整体では、自分の内側にある才能や能力は引き出す「火の触媒」、または現状から抜け出すために自分と向き合ったり、気づきを与える「金の触媒」としての役割を担うことが多いです。