「お金がない」と感じるときは、目の前の現実がみえなくなっている状態です。頭で「お金がない」って思うとき、本当にそれほどたいへんなことが起こっているのでしょうか?
考えてみれば「お金がない」と思っていても、この投稿を読めている時点で、スマホ(あるいはパソコン)は持っているし、通信環境も保たれている状況です。冷静な頭で考えれば、今の自分が、それほど切羽詰まった状態ではないことにも気がつくことができるでしょう。しかし、そう言われるともしかすると「いや、そんなことはわかっている!もっとほかのことに使うためにお金が欲しいんだ」と思うかもしれません。では、実際、お金があったらどうしたいでしょうか?
ここで、この質問に即答できたあなたは、すぐに必要なお金があることに気がつく、あるいはちゃんと必要なぶんを得ることができるでしょう。なんでも、この世界では必要なぶんは与えられるものですから、用途の確定しているお金で、あなたが本当に必要だと感じているものなら、ちゃんとすぐにそのぶんが入ってきます。また、すぐに答えられなかったあなたは、すでにじゅうぶん満たされているかもしれません。「お金が~」といいながら、必要なものがすぐには出てこないということは、実は必要なものは持っているのに、お金に対する不足感に囚われているということです。しかし、それは現実ではありません。
つまり、「今」を生きていて、目の前の「現実」に集中しているなら「必要なもの」ははっきりしていて、それに必要なお金もちゃんと与えられることになり、逆に、「今」を生きていないなら、お金の不足感に囚われていくということになります。
目の前の「今」だけをみて、現実を生きていく。それだけでお金との付き合い方もグッとよい方向に変わっていきます。
『Numerology Guidance Cards』 By Michelle Buchanan
陰陽五行による解説
陰陽五行では「お金」は「金」であり「土」でもあります。もともと「お金」という漢字からもわかる通り「金」の性質を持つため、「お金」は「使う」=「出す」ことが本質的な性質であり、「使えば、入ってくる」ということもわかります。
一方で、物質的な「お金」というのは「お金の「土」の性質に注目されています。「貯蓄」やただの「物質」としてみられている「お金」は「使う」ということよりも「貯める」ことに重点が置かれ、「お金がない」と言った場合の多くは、こちらの「土」としての「お金」のことを言っていると考えられます。
ですから、「お金がない」という感覚は「土」の不足であり、「今を生きる」ことができていないということに他なりません。「土」の不足は、「木」が強くなりすぎることから生じる(「木剋土(もっこくど)」)ので、現実よりも自分の思いが強くなりすぎて、思い込みや妄想の世界に囚われている状態になっていることがわかります。
つまり、「今を生きる」ということを考えれば、「木」から「土」にエネルギーを接続し、「お金がない」という妄想から解放されて、目の前の現実を楽しんで生きることができるようになるのです。
コメント