この不快感は私のものではない!

オラクルメッセージ

朝起きたら急に喉が痛くて「あれ?夜のうちに乾燥したかな?」と考えます。それで、のど飴をなめて、お水をしっかり飲んでみても、まだ痛い。そのうち「風邪でも引いたかな?」となんとなく考えてしまって、それがあたかも真実であるかのように、頭で証拠集めをはじめます。そして「あー、そういえば昨日、電車で前にいた人がゴホゴホいってたなー」と思い出し、風邪を移されたに違いない!と自分で現実を創り上げてしまうのです。

しかし、考えてみれば、風邪ってそんなに早く発症するの?となります。感染症って潜伏期間があるから、たとえ昨日感染したとしても、もう少し期間が必要なのでは?そうして疑いを持っていると、いつのまにか喉の痛みをケロッと忘れてしまっていたんです。

つまり、風邪を移されたと思っていたのは、相手の不快感を自分で引き受けてしまっていたから。そこに疑いを持ってみると、自分の不快感ではなく、相手の不快感を自分のもののように感じているだけだったとわかってくるのです。

『Mystical Shaman Oracle』 by  Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid

陰陽五行による解説

「思い」が「現実」を作っていくということは、スピリチュアルでは以前から「引き寄せの法則」として知られています。しかし、考えてみれば「思い」がなければ「現実」にはなっていかないわけで、それはスピリチュアルでもなんでもないということになります。

陰陽五行では「木」から「土」に向かう相剋ルートとして解説される部分ですが、そのあいだには「火」の触媒があってはじめて、進んでいくことができるルートということになっています。ここでの「火」の触媒とは、自分の「思い」を認めること、すなわち自分への「愛」です。「風邪かなー」と思って、それを「認めて」しまうとそれが現実になっていくのは、まさに自分の「思い」を「認めて」しまったからということになるわけです。

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