先のことはわからない

オラクルメッセージ

未来のことが「わからない」といって、不安になることがあります。でも、本当に「わからない」のであれば、どうしようもないわけで。そして、どうしようもないなら、不安になっても仕方がないということがちゃんとわかります。つまり、口では「わからない」といいながら、自分のなかでは、不安な未来を想像して「知っている」ので、それに対して不安を感じているということです。

「先のことはわからない」と言葉にしてみると「あ、そういえばそうだな」と未来のことは「わからない」ということが、リアルに感じられて、余計なことを考える必要がないことに気がついていきます。今、自分にできることは、目の前で向き合っている問題に対処することだけで、それ以上の未来のことは「わからない」し、「どうすることもできない」のです。

「先のことはわからない」から、すべてお任せするしかないのです。でも、そうやって任せてみると、自分が頑張っていたときには気がつきもしなかった、無限の可能性につながっていくことができます。

『Mystical Shaman Oracle』 by  Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid

陰陽五行による解説

「これから起こること」は、まだ形になっていない「エネルギー」であって、実際に「目には見えないもの」です。陰陽五行ではまだ形になっていない「エネルギー」のことを「木」で表します。「木」は「目にはみえないもの」であるからこそ、無限の可能性をもっていて、どんな形にもなることができるものです。これこそ、「わからない」というものであって、そこに無限の可能性が宿っていると考えられるのです。

一方で、これを「わからない」といいながら「不安な未来」ということにしているのは「土」の考え方になります。つまり、「わからない」と言いながらも、自分の「枠」のなかで考えてしまっていて、「不安な未来」につながる「形」をすでに持たせてしまっていることになるのです。ニュートラルな視点では、これから起こることは「わからない」から、無限の可能性があって、そこにワクワクするようなものが含まれていたりするわけです。「わからない」ものは「わからない」で十分なのです。

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