もっと貪欲に、もっと獰猛に！

もっと貪欲なって、もっと獰猛になっていい。自分の欲望を出すことはよくないことだと、色んなところで教えられてきたから、遠慮するのが美徳であって、自分の欲は汚いものとして深いところに隠してきました。でも、自分の欲望を隠せば隠すほど、自分のなかに汚いものを抱え込んで、どんどん“汚いわたし”を創り上げていってしまうんです。そうして、わたしが嫌いになって、それでも欲が湧いてくるから、どうしようもない自分を受け入れられなくなっていきました。

あるとき、意識では断ったほうがいいと思うお誘いに「えーい、ままよ！」と乗っかってみることにしました。「そっちのほうがおもしろそうだから」と、自分の欲望に従うことにしたのです。そうしてみると、あれよあれよと、本当におもしろい展開につながっていきました。具体的には、横浜に行ったことも、事務所を借りたこともそうです。そして、もっと貪欲になってみると、ちゃんと次々と展開が用意されて、自分の欲望がうまく叶えられていくのです。

うまくいっていないと思うなら、もっと貪欲になって、自分の獰猛な部分をもっと発揮させていきましょう。遠慮はいらない、手加減はいらない。あなたの欲望は決して汚いものではありません。もっと貪欲にやってみ！

『DIVINE ANIMALS ORACLE』 By Stacey Demarco

陰陽五行による解説

「欲望」は「思い」なので、陰陽五行では「木」に象徴されます。「木」は「土」とのあいだに「木剋土」の関係があり、「木」は「土」をやっつけるパワーを持っています。そのため、大人たちは自分たちの「常識」が破壊されないように、子供の「思い」を封じることをやっているわけです。

しかし、すでに大人である私たちは自分たちの「常識」を持っていて、生活できる段階にあります。そのため、「土」にハマるというよりは、自分の「木」をちゃんと発揮していく段階に入っているといえます。それを叶えていくことが重要な段階にあるのです。「土」にハマったまま、誰かの「常識」のなかで人生を終えないためにも、自分の「欲望」と向き合うことが大切です。