「心の傷」は自覚するだけでじゅうぶんです。「あ、わたしはこういうことをツラいと感じるんだ!」と思えるだけで、その傷は少しずつ癒されていきます。「心の傷」は物理的に目に見えるものではないけれど、本質はフツーの傷と同じだから、自然に治癒していくまで「無理にいじらない」ことが大切です。
しかし、目には見えないから、ついいじくりまわして、あえてかさぶたを剥がそうとして、悪化するのが「心の傷」です。だから、まずは自覚すること。「ここに傷がある」ということがわかっていると、無理やりいじるということはしなくなるのです。
今、自分が感じていることをしっかりと感じてみましょう。そこに「いい・悪い」の判断は必要ありません。「あー、そう感じるのね」と感じてみる。それだけで、癒されていくものがあります。
『Guiding Light Oracle』 By Kelly T. Smith
陰陽五行による解説
自然と癒されていくということは「自然治癒力」を使うということです。「自然治癒力」は、陰陽五行では「相生ルート」に象徴されます。それは自分で意識されることなく、勝手に回っていく力です。そして、それを回すのは最初に「水」のエネルギーです。「水」は「目に見えないもの」の象徴であり、それには「感情」も含まれます。そのため、自分が「感じていること」を感じること自体が「自然治癒力」を高めることになり、心の傷も癒されていくというわけです。
コメント