暗闇のなかでみえるもの

目に見えるものだけを信じていると本質を見失ってしまいます。ひとは「見た目」がすべてではありませんし、「地位」や「職業」「役職」「世間の評価」などの形のあるものだけで測ることはできない存在です。表面だけで判断できることは、ほんとに薄っぺらなことだけです。

けれども、わたしたちは心理的なバイアスによって「こんなひとが、そんなことをするはずがない」あるいは「こんなひとは、こういうことをしそうだ」と勝手に決めつけてしまうことがあります。血液型や星座の占いの危険性のひとつでもあります。決めつけてしまうと、いろんな可能性をグッと狭めて、本質にたどり着かなくなってしまうのです。

「暗闇のなかでみえるもの」と思ってみると、形のあるモノから離れて、本質的なところに目を向けることができます。目に見えるものだけに囚われないで、本質をみてみると、今まで気づきもしなかった無限の可能性にアクセスできるようになっていきます。

『The Wisdom of Avalon Oracle Cards』 By Colette Baron-Reid

陰陽五行による解説

「目に見えるもの」「形あるモノだけを信じる」というのは、陰陽五行では「土」の世界観です。「土」は物質的で、波動の低い視点での考え方の象徴です。一方で、「本質に目を向ける」とは「水」の世界観です。一般的なことや、常識という「枠」に囚われないで、「本質」をみるということが、これからの時代必要なことになります。ここでは「暗闇のなかでみえるもの」という言葉に、そのメタファーを含ませています。