金魚鉢の金魚は、金魚鉢のなかが世界のすべてです。端から端まで30cmもないところを行ったり来たりしながら、その世界のなかで一生を過ごしていきます。鎖につながれたイヌも、自分の小屋とそのまわり、あとはいつもの散歩コースが世界のすべてで、おそらくその外側にも世界が広がっていることは知る由もありません。
でも、わたしたち人間は地球という広い世界を知っています。いや、それどころか、宇宙というものがあって、この地球ですらその一部にすぎないということを知っています。金魚もイヌも知ることができない、大きな、広い世界をわたしたちは知っていて、実際にそこに行くことだってできるのです。
さて、今あなたがいるところは、狭すぎるのではありませんか?世界はもっと広い。もっと世界に出て行ってもいいのではないですか?金魚鉢のなかの金魚で終わるのは、この人生あまりにももったいないと思うのです。世界は無限に広がっていきます。
『HUMAN SPIRIT ORACLE』 By Jena Dellagottaglia
陰陽五行による解説
わたしたちは「自分の立ち位置」を決めないと、自分の生活ができないから、どうしても世界を区切って「自分の立ち位置」を決めて生活しています。これが今回の金魚鉢です。そして、この概念は陰陽五行では「土」に象徴されます。金魚鉢の外に目を向けることは、今までの常識を疑うことであって、これがあってはじめて本来の自分の生き方に近づいていくことができるのです。
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