もう1年も使ってないモノは、今の自分にとってはもはや「要らないモノ」になっているはずです。でも、モノを大切にすることを学んできたわたしはそんな「要らないモノ」でも「いつか使うかもしれない」と、大切に大切にクローゼットの奥にしまい込んでしまうんです。いわゆる“貧乏性”ですね。
普段は自分に合わなくなったモノでもしまい込んでおけば、影響はないと思っていますが、実際には多分に影響を受けています。心理学では「要らないモノ」に触れるたび、「あ、捨てなきゃ」と思うことで思考のキャパシティを圧迫するため、認知機能が低下するといわれています。風水でも「要らないモノ」をため込んでおくことは、エネルギー的な滞りになるため、運気の滞りにつながると考えます。
「モノ」はそれぞれの波動を持っているので、今の自分に合わないモノとは、今の自分の波動には合わないということを意味しています。自分に合わない波動がそこにあることを、専門的に「邪気」というのです。つまり「要らないモノ」を置いておくことは、それだけで「邪気」であり、そのために場所を使っていることは「邪気」のために場所を確保しているのと同じことです。そして、そんな「邪気」があるから“貧乏性”であり、本当に『貧乏』になっていくのです。さて、1年以上使っていないものはありませんか?
『THE SACRED FOREST ORACLE』 By Denise Linn
陰陽五行による解説
「要らないモノ」という認識があるのに、捨てられないのは「現状」から変化していくことができないということです。陰陽五行では「捨てる」は「金」に象徴されます。「要らないモノ」という認識をしている時点で「金」の触媒がやってきているということであり、変化のためのきっかけになっているはずです。しかし、それを「ため込む」ことで否定していまうと「現状」のまま動くことができなくなっていくのです。つまり、「土」にハマるという状態になっているということになります。「要らないモノ」を捨てることは、今の「土」から抜け出すきっかけになります。
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