夜中に、なんだかかゆいなと思っていたら、朝起きるとスネのあたりが血まみれになっていたりします。わたしは昔から炎症がひどくて、血が出るまで掻くこともしょっちゅうだし、ちょっと強いストレスがかかるとすぐに蕁麻疹が出たりします。最近も気がついたら前腕が蕁麻疹でボロボロになって、それも治るまで2週間くらいかかりました。
炎症が起きているときって、掻いても掻いても満たされないものがあります。薬を塗れば落ち着くのですが、実際には炎症が治まっているわけではなく、かゆみの成分を抑制しているにすぎないので、それでも搔き続けてしまったりします。そう、炎症があると、どれだけやっても満足できないで、より強い刺激を次々に求めるようになってしまうんです。
わたしのなかで他人に褒めてもらえないと満足できないのは、頭のなかで常に葛藤があって、常に炎症が起きているから。炎症があるから強い刺激でないと感じられなくなって「満足できなーい」っていつも不満ばかりになってしまう。自分のなかで不満が出ると、それがまた炎症をひどくして、悪循環になっていきます。
この悪循環を断ち切るには「炎症が起きているんだ!」って気がつくこと。炎症があるって気がつくと、ケガをしたところを触らないでそっとしておくのと同じように、自分で触れないでおくほうがいいってことがちゃんとわかって、それ以上考える必要がないのがわかってきます。あぁ、これは炎症なんだ。しばらくそっとしておこう。
『ORACLE OF THE HIDDEN WORLDS』 by Lucy Cavendish
陰陽五行による解説
「炎症」は、陰陽五行では「火」に象徴されます。「炎症」の部分は実際に熱を持っているので「火」であることがわかります。しかし、「炎症」による「火」として必要なのは肉体的な「熱」です。「熱」があるから、化学反応が進んで、その部分を修復するのに役立ちます。一方、思考による「炎症」が起きた時、実際には肉体的な「熱」よりも心の「熱」=「愛」が必要になります。そのため、肉体的な「炎症」が起きたところで、もっともっとになってしまって、いつまでも満たされないということになるのです。「炎症」が起きていると認めてあげることは、自分に対する「愛」になるのです。
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