たくさん雨が降ったあと、注意して地面を見ているとミミズがたくさん出てきています。落ち着いて地面を見ることができる今日は、あの雨が嘘のように、すっきりと晴れ上がっているので、道路の水溜まりもだんだん干上がって、昼頃には熱々の鉄板のような熱を感じさせます。
ミミズは、雨が降ると、土のなかいたら溺れてしまうので、道路まで逃げてくるそうです。でも、逃げてきた道路も、次の日には干上がって、小さなミミズにとっては永遠に続く砂漠になってしまいます。だから、そこで干上がって、雨上がりによく見られることになります。
それでもミミズが絶滅しないのは、ちゃんといるべき場所に居続けることができる個体がいるから。どんなに雨が降っても、溺れることのない場所を知り、生き残る方法をどこかで知っている個体が、その知恵を引き継いでいくのです。偶然かもしれないけれど、慌てず、焦らず、そこでじっと耐え、自ら進んで危険な方向へ進まなければ、生き残るチャンスはちゃんと用意されています。
『Pure Magic Oracle』 by Andres Engracia
陰陽五行による解説
「ミミズ」がいるのは「土」のなかなので、陰陽五行では「土」に象徴されます。また、「たくさんの雨」は今までの場所にいられなくなるきっかけとなり得るので「金」、「干上がる」のは太陽の「熱」によるものなので「火」にあたります。ここでは「火」や「金」の触媒がやってきたときに大切なのは「自分の立ち位置」をはっきりさせておくことであるということを書いています。
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