追いかけるのは持っていないひと

オラクルメッセージ

自分で商売をやっていくと、いわゆる「集客」というのを考えなければなりません。個人的には「集客」ということば自体があまりよくないと思っています。「集客」=「客を集める」って、まぁ、そうなんだけど、なにかが違うような、そんな気がしているのです。

「集客」って考えたとき、まずは「チラシ」とか、って考えがちです。本を読んだりしても、まずは周りの地域に「チラシ」をまくと書いてあったりします。もちろん「チラシ」も効果があるから、これだけインターネットが発展しても消えることなく残っているのでしょう。

しかし、商売をうまくされている方のお話を聞いていると、どうやら「チラシ」をまくということそのものが、実は、自分の内面によくない影響を与えてしまうようです。

「チラシ」をまくということは、「チラシ」をまかなければ、お客さんがいらっしゃらないということ。ということは「それだけ人気がないの?」ということになります。考えてみれば、自分が「チラシ」をみてお店に行ったこともほとんどない(あるいは少ない)ことに気がつきます。いつも気になっているお店の「チラシ」なら、ちゃんと見て、行動するきっかけになるかもしれませんが、マンションの郵便受けに入る「チラシ」は、たいていそのままゴミ箱に入れます。自分で「チラシ」をまくということは、あえて自分で「人気がない」「お客さんがいない」と表現していることにつながるのです。

そう、「追いかけるのは持っていないひと」なのです。「チラシ」をまくことをしなければならないわたしは、それだけで自分が「持っていないひと」であることを証明しているのと同じです。自分で動いて走り回るのではなく、どんと構えて「わたしはここで、こういうことをやっています」と、それだけで十分なんです。「わたしは、わたし」と、走り回ることがなくなると、ちゃんとその魅力にあうひとが引き寄せられてきます。これって、恋愛でも同じ。

『the dream weaver’s oracle』 by Colette Baron-reid

陰陽五行による解説

「追いかける」「走り回る」は「地に足がついていない状態」なので、陰陽五行では「木」に象徴されます。「木」は「現実」をみない「思い」が中心の世界ですから、自分の「思い」が反映された世界をみることになります。つまり、「チラシ」をまく=そうしなければお客さんがこない=人気がない、という世界をみているわけです。しかし、商売で(恋愛でも!)大切なのは、今目の前でなにが起こっているのか、ありのままを捉えることです。これは「土」=「現実」の世界観です。そのため、自分がどんと構えて、地に足がついているという状態でいることがとても重要になります。

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