なにかのマンガのセリフで「楽勝すぎてあくびがでるぜ!」っていうのがあったような気がします。別に特定のマンガというよりも、かっこよくて、強い主人公が決まり文句として使うような、そんなイメージのセリフです。たしかに、簡単すぎてあくびがでるって感覚としてよくわかるし、なるほど「楽勝」なんだなってよく伝わるセリフです。
ところで、ここ最近、急激な眠気に襲われて昼寝をしてしまうことが増えています。まぁ、日中は暑すぎて疲れるから、体力を奪われるのかもしれません。それにどこにいってもクーラーが効いているから体に負担がかかるし、それでいてクーラーがなかったら、それはそれで耐えられないという、どちらにしても肉体的にきつい状態であるのは事実です。(なんとなくサンデーのマンガのノリという気がします)
しかし、みんなが動けないような状態になっているのではなく、どうしてわたしだけがこんなに眠たいのか?それを考えていたときに思い出したのが「楽勝すぎてあくびがでるぜ!」というセリフです。
そう、楽勝なことをしていると、あくびがでるのです。つまり、眠たくなってしまうわけです。わたしは、自分では、楽勝なことをやっているつもりはありませんが、しかし、今そう感じているのが、この日中の眠気の原因だとしたら?わたしはどこかで手加減してしまっているのかも。
才能のあるひとは、自分の力を手加減することを学んでいます。そうすることで、他人からの嫉妬を防いで、ダメージを受けることから逃れてきたのです。でも、いつまでも逃げてばかりもいられない。眠たくなってしまうのは、わたしが手加減するせいだから、眠たくならないような行動をしているのが本来のわたし。眠たくなったら「本来のわたしならなにをする?」と問いかけてみます。そうして出てくる答えは「うわー、そんなことがしたかったのね!」とあくびなんかしていられないものだったりするんです。
『The Magic of Unicorns Oracle Cards』 by Diana Cooper
陰陽五行による解説
「睡眠」は陰陽五行では「水」なので、「眠気」は「水」に象徴されます。「水」は「金」に育てられる関係(「金生水」)にあるので、「金」が高まったときに眠たくなるということがわかります。ここでの「金」は、自分のパターンを「固定化」「パターン化」している状態のことです。つまり、新しい流れを取り入れることなく、じっとそこに居座り続けているから、もはや「楽勝」というようなイメージ。人間の適応能力は想像以上に優れているから、いつのまにかそうなっていくものです。そして、そうなると本人も気がつかないあいだに「手加減」の状態になっていくわけです。
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