よく見て、ステキね

オラクルメッセージ

ソクラテスが「無知の知」を説いたとき、知識を少しでも多く持っている者が優れているとされ、相手を論破することが重視されていました。そのため、自分で「わたしは、自分が多くを知っているわけではない」と認めると、それだけで「自分は無知である」ということを知っているぶん、相手よりも逆に優れているということになったわけです。

これって「無知」だけじゃなく、ほかのさまざまなところに応用できそうです。

自分で「わたしはイケメンではない」「わたしは多くを持っているわけではない」「わたしは賢いわけではない」。自己肯定感を下げるのではなく、あえていったん認めてみる。人間は、どこかで自分は平均よりも少し上だと思っています。そのため、客観的な事実としての、自分の立ち位置を見極めるのが難しく、正常な判断ができなかったりするのです。

事実をよく見て、認めてみる。それだけで「無知の知」みたいに、まわりよりも、少しだけ自分を知っているわたしになるわけです。「シャドーとの和解」と言ってもいいでしょう。自分の見たくないところを、客観的な事実として認めてみる。それが大きな一歩になるんです。これでもっとカンペキ!

『Oracle of the Mermaids』 by Lucy Cavendish

陰陽五行による解説

「客観的な事実を認める」は「自分の立ち位置」から離れてみるということです。これは陰陽五行では「金」に象徴されます。「自分の立ち位置」は「土」なので、そこから抜け出すために「金」=「客観的な事実を認める」ことが必要になるわけです。そうすることで、本来の自分や自分の本質に出会うためのきっかけを得られることになります。

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