高校の軽音楽部で最後に演奏したのがTHE BULE HEARTSの『1000のバイオリン』でした。そのサビのところに出てくるのが「おもしろい事をたくさんしたい」という言葉です。その言葉は、わたしのなかで、雷に打たれたかのようなキラメキを、今なお、色あせることなく与えてくれています。
学生時代のわたしは、本当に「おもしろいこと」なんてわからなかった。小学生のころからガチガチの真面目が一番いいと思っていましたから、友達と遊ぶことはあっても、どこか馴染めなくて、今から振り返ると「まわりも息苦しかっただろうな」と思います。中学生になるころには、だんだんまわりから浮くようになって、気がついたらひとりで本を読むことだけが楽しいと思う毎日になっていました。本を読むのは好きだし、たしかに楽しいのだけれど、どこかで不足感というか、もっと楽しく過ごせるはずって感じ続けていたのかもしれません。受験を控えて、勉強がすべてだと考えていた、高校生になってから出会った「おもしろい事をたくさんしたい」って言葉に、痛く、感動して胸を打たれたわけです。
わたしの、この人生は、わたしが「おもしろいことをたくさんする」ためにあるんです。人生は楽しむためにあるんです。勉強のためでも、お金のためでも、誰かのために犠牲になるためでも、ありません。ただ、わたしが楽しく生きるだけ。それだけが人生の目的。
『Portraits of a Woman, Aspects of a Goddess: Inspirational Cards』 by Riccardo Minetti
陰陽五行による解説
陰陽五行では人生の目的について「水」に至ることと、明確に定義されています。「木」からはじまる人間としての旅は「水」に至って、いったん終わりを迎えます。このとき、なにが残るのかといえば、自分の「本質」であり「魂」だけです。そして、それは自分が本当に心から求めるなにかであり、それは「おもしろい」と思うなかに含まれているものだと思うわけです。
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