心に余裕を持たせる方法

オラクルメッセージ

物事を考えるときに、具体的なままにしておくと頭のなかが取っ散らかっていくことがあります。「あれがこうで、これがああなって…」と具体的なレベルで考えても、一向に答えが見つからなかったりするのです。

そんなときには、物事をいったん抽象化するということをやってみます。例えば「父親と母親のケンカを止めたいと悩んでいる」とします。そこで「父親」⇒「男」、「母親」⇒「女」、「ケンカ」⇒「意見が合わない」とちょっとだけ抽象化します。そうすると「あ、なんだ。そりゃ男と女なら、意見が合わないことがあって当然だよね。止めたいと思うこと自体、無粋だったかもしれない。」とわかるのです。

目の前の出来事を、具体的なままで捉えてしまうことが、その事実に自分を埋没させてどんどん苦しくさせてしまうことがあります。そんなときは、物事を抽象化してみる。そうすれば、心に余裕が生まれて、楽しく、より簡単に、軽々と目の前の問題を乗り越えることができるでしょう。

『Mystical Shaman Oracle』 by  Alberto Villoldo, Colette Baron-Reid

陰陽五行による解説

「具体的な事実」のなかで考えることは、陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」は「自分の立ち位置」を表すので、より具体的に考えれば考えるほど「土」の「枠」が狭くなっていくイメージです。

「土」の世界では、自分の「常識」がすべてになってしまうので、「これがこう」と思ったらそこから抜け出せなくなっていくのが特徴です。そのため、その「常識」に縛られた判断で、本質的なことを見落として、悩みになっていくというのが、具体的に考えることの罠です。

一方、「抽象化して考える」ことはその事実の「本質」だけを抜き出して、思考を巡らせることです。陰陽五行では「本質は「水」なので、抽象化することは「水」の世界に近づくことになります。そして、物事の「本質」で考えるということができるようになると、それほど考えることでもなかったという本当のところがみえるようになって、実は悩む必要もなかったと気がつくことができるのです。

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