楽しむことが生きる力

オラクルメッセージ

手相において最も有名な線のひとつに「生命線」というのがあります。生命線は、親指の付け根のふくらみをぐるっと囲む線で、この長短が寿命に関係するなどと言われることもあります(これは真っ赤な嘘です!ご注意を!)。ここで注目したいのは、この生命線が濃く長くできるということは、親指の付け根の肉がしっかりしていて、それが皮膚を“谷折り”状態にしているからであるということです。つまり、親指の付け根の部分がこの線のパワーを決めるので、ポイントは親指の付け根「金星丘」と呼ばれる部分であるということがわかります。

「金星丘」は文字通り「金星」の力を宿すということであり、それはギリシャ神話の「ヴィーナス」の力を司るということになります。「ヴィーナス」は「愛の女神」と言われることもありますが、実は、「愛」といっても現代的な「結婚」ではなく、むしろ「情熱的な愛情」という側面が強く表現される女神です。その「愛」ゆえに、あちこちで子供を作ったりしているのが「ヴィーナス」なのです。そのため、自分の「情熱」に素直で、イキイキと楽しむことができるというのが、この「金星丘」のパワーが象徴しているものです。

ということは、「金星丘」が盛り上がり、「生命線」が濃く長くなるのは「人生を楽しんでいる」ということであり、それが「生命線」というのだから「楽しむことが生きる力」そのものであるとわかります。すなわち、手相だって、楽しんだほうがいいって、そんなことを教えてくれているんです。もっと楽しみましょうっ!

『AVATAR ORACLE』 by Nari Anastasia

陰陽五行による解説

「楽しむこと」は陰陽五行では「火」または「金」といえます。今回は「金」と考えると「金星丘」ともつながってきます。「楽しむ」ためには、まわりに合わせているだけではなく、自分独自の楽しみを追究することも大切です。そのため、「まわり」=「土」から抜け出す発想=「金」ということになります。つまり、「楽しむ」ためにも「常識」から抜け出している必要があることを教えてくれています。

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