普段使う言葉が、その人のあり方を決めていることがあります。なぜなら、自分の言葉は自分が一番聞いているから。自分が何気なく使っている言葉は、わたしに対して最も効力を発揮するというわけです。
わたしの場合は「もうちょっと」を口癖のように言ってしまうことがあります。昔からなんでも惜しいところまではできるのに、最後の詰めが甘くて「もうちょっとだったのにね」と言われ続けてきたわたしは、どこでなにをしていても「もうちょっと」と思ってしまうんです。だから、つい「もうちょっと」って言ってしまいます。しかし、結果は予想通りで、「もうちょっと」って言っているから、本当に「もうちょっと」な人間になってしまうわけです。「もうちょっと」とさえ言わなければ、本当は、人並にできていることもたくさんあるのに。
たまには、自分のことを客観的に見つめて、口癖を考えてみましょう。つい口にしてしまうその言葉が、わたしのあり方を決め、自分に暗示をかけているかもしれません。いつもの言葉は、されど言葉です。少し気をつけるだけで、人生が変わるかも?いや、人生ってそんなもの?
『GODDESSES,GODS & GURDIANS ORACLE CARDS』 by Sophie Bashford
陰陽五行による解説
「言葉」は物事を「明らかにする」ものなので、陰陽五行では「火」に象徴されます。「火」は触媒として機能し、「思い」を「現実」にしていきます。そのため、ここでの「言葉」も、それは自分の考えを「明らかにして」、自分が「もうちょっと」と考えていることを強化し、現実を変えていきます。ですから、少し言葉に気をつけるだけで、結果は大きく変わっていきます。
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