小さい頃に親から褒められたり、かわいがられたりする経験（アタッチメント）が少ないと、大きくなっても、親に褒められることを目標にして、その幻想に向かって努力し続けてしまいます。でも、どれだけ努力しても、その幻想の親から褒められることはないから、どこまでいっても満たされることはないし、自分の成長を認めることすらできなくなっていきます。
そこで、自分が「成長できないなー」と感じるときこそ、「なんだ、できてるじゃん！」と口にしてみます。
そしたらすかさず、自分の内側で「なにが？どこが？」ってツッコんでくるので、もう一度「なんだ、できてるじゃん！」と言ってみます。すると、今度は、自分の内側で、少し考えだして「なにが、できてるんだっけ？」となります。すると、すでにできてること、うまくいってることがなんとなくみえてきて、なんだかんだで昨日よりも成長している自分に気がつくことができるんです。
日々の生活のなかでの成長は、自分にとっては当たり前のことだから、はっきりとみえないものかもしれません。しかし、それでも、毎日わたしは成長し続けて、昨日よりも今日、今日より明日って、必ず大きくなっているんです。「なんだ、できてるじゃん！」って、そんな成長に気がつかなかった、わたしに対するツッコミの言葉です。
『Oracle of the Angels』 by Mario Duguay
陰陽五行による解説
「なんだ、できてるじゃん」と自分にツッコミを入れることは、自分の成長を「明らかにする」ことにつながります。そのため、陰陽五行では「火の触媒」の役割を果たすものになります。「火の触媒」は「思い」を「現実」にしていくためのエネルギーなので、これが加わることで、自分の成長はさらに加速してくのです。
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