「ルノルマンカードって、タロットと何が違うんですか?」
と、よく聞かれることがあります。
どちらもカードを引いて占うので、やったことがない方からすると、似たようなものに見えると思います。
でも、実際に両方を使ってみると、私はかなり違うものだと感じています。
たとえるなら、
タロットは一枚の絵を眺める感じ。
ルノルマンは、言葉をつないで文章をつくる感じ。
でしょうか。
ルノルマンカードの絵は、とてもシンプル
タロットカードには、人物や色、数字、背景など、いろいろなものが描かれています。
一枚を眺めているだけでも、
「この人、どこを見てるんだろう?」
「なんでこんな表情なんだろう?」
と、いろいろなことが気になります。
ところが、ルノルマンカードはかなりシンプルです。
「犬」
「家」
「指輪」
「手紙」
「山」
など。
本当に、そのままです。
なんだったら、はじめてみたときから
「あ、これは「犬」だから、こういう意味かな?」
と想像できてしまうかもしれません。(しかし、それだけに収まらないのも、またおもしろいところですが。)
私はこの単純さこそ、ルノルマンの面白いところだと思っています。
一枚ではなく「並んだとき」に面白くなる
たとえば「手紙」というカードが一枚あったとします。

これは、ストレートに「手紙」、現代なら「メール」や「LINE」、そして、その本質である「連絡」や「情報」など、を意味しています。
しかし、その隣に別のカードが展開されていきます。さらに、その隣にもカードがある。
そうすると、だんだん「何の話をしているのか」が見えてきます。
なんだか、言葉みたいなんです。
「私」だけでは、まだ何を言いたいのかわからない。
でも、「私は」「今日」「神戸へ」「行く」
と並べば、ひとつの文章になります。
ルノルマンにも、それに似た面白さがあります。
「手紙」が「どうするのか」「どういう中身なのか」「なんのためなのか」、そんな意味が後から追加されて、リーディングとしてひとつの意味になっていくんです。
タロットとは違うから、両方おもしろい
タロットとルノルマン、どちらが優れている、という話ではありません。
同じ相談についてタロットとルノルマンを使っても、見えてくるものが少し違います。
ひとつの象徴を深く眺めていくタロット。
いくつもの象徴を並べて、そこに現れた関係を見るルノルマン。
同じ「カード占い」でも、ずいぶん違うんです。
人の悩みだって、ひとつの見方だけで全部わかるわけではありません。
見る方向を少し変えると、それまで見えなかったものが見えてくる。
何を見るかだけではなく、どうつながっているのかを見る。
ルノルマンカードは、その「つながり」がとてもよく見えるカードだと、私は思っています。


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