思っているより考えている

自分で思っているよりも、この脳はずっと考え事をしてくれています。自分はボーっとしているつもりでも、そのあいだも脳は考えることをやめていなくて、常になにかを考えている。それを言語化できないとしても、脳はずっと考え事をしているんです。

だから、ふとした瞬間に思いついたりすることも、自分では意識していない部分で考えていた結果が、今になって言語化できたということ。つまり、無意識の部分、そう、自分では意識できない部分の思考が、ちゃんと目の前の問題を解決してくれるのが、そんな思いつきの正体なのです。

無意識に任せるってそういうこと。ついがんばってしまって、自分で答えを出そうとするけれど、無意識の思考がちゃんとはたらいて、答えを出してくれることを、ずっと前から知っていたんです。それを自分で考えようとするから、邪魔していただけ。無意識に任せるように「考えるの、やめよう」と思うだけで、無意識がちゃんと答えを出してくれます。

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陰陽五行による解説

「無意識」とは「意識されない部分」であって、意識されないから、なにも起こっていないようにみえますが、実際にはちゃんと動いていて、問題解決のための「思考」をしていたりします。陰陽五行でいうところの「火」の触媒であるように、外部からはたらきかけてくれるというのは、そういうことです。