過去世の真偽はともかくとして、催眠療法で過去世をみるというのをやったことがあります。当時は、大学生で、心理学からスピリチュアルのあいだをさまよっていた頃です。本屋さんの棚で、心理学の横が精神世界の本になっていて、そこに催眠についての本だったりが並んでいたのです。そこでみつけたのが「過去世」がみえるというCDブックで、当時はとても感動したものです(本は友達に借りパクされました)。
そのCDを使ってみた過去世の記憶は、ギリシャ(?)っぽいところで、重たい布を巻き付けたような服装で、あのテレビでよく見る石の神殿みたいなところの、階段の上から下の街を見下ろしているというような情景。砂漠のような日差しがまぶしく、とても暑かった印象が残っています。まぁ、個人的には、ギリシャ哲学はずっと好きだったし、たしかに、その昔ギリシャにいたのかもしれません。でも、だからどうしたというのでしょう?
過去世というのは、本当にあったのかもしれません。行ったことのない世界のことを知っていて、本当に見てきたような記憶として自分のなかに出てくる。今、自分が興味のあることも、過去世から引き継がれているものなのかもしれません。過去世というのは、それ自体を重視するのではなく、それをヒントに、今を生きるのがよいかかわり方だと思います。いずれにしても、今のわたしには、今しかないのだから。
『Guardian Angel Oracle』 by Debbie Malone
陰陽五行による解説
「過去世」は「魂」が引き継がれてくるので、「水」に象徴されます。「水」の次は「木」になるので、なるほど、ひとつの「終わり」が「はじまり」につながることがわかります。ですから、「過去世」はあっただろうといえるわけです。しかし、今のわたしには、次の「木」から「土」のほうが重要であるので、関わり方が大切ということになります。

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