脳の仕組みとして、うまくいかないときも、それはそれで楽しめるようにできています。うまくいかなくたって、そこからちゃんと成長できるように「やーめた！」とはならないようにうまくできているんです。
実は、うまくいったときと、うまくいかなかったときでは、うまくいかなかったときのほうがドーパミンの分泌が増えることがわかっています。ドーパミンは「快感」のホルモンなので、うまくいかなかったときほど、ホルモン的には「快感」を感じてしまうというわけです。ゲームセンターとかギャンブルなどの、あの「もうちょっとかければ…！」というのがそれですね。
つまり、うまくいったときは、それはそれでうれしいものですが、動物としては、うまくいかなかったときに、どう対処するかのほうが重要なわけです。そのため、うまくいかなかったときに、そこから成長するために、次の行動に向けた神経活動が起こる仕組みを持っているのです。
ですから、意識的にうまくいかないと感じているときほど、自分の内側では「興奮しちゃうじゃないか…♡」ってことになっています。うまくいかないときだからこそ、ドーパミンを「わくわくしてきたなー」って感じてあげれば、次の適切な行動を促してくれるのです。
『Universal Dragon Oracle』 by Carla Morrow
陰陽五行による解説
「わくわく」とは、まだ結果が出ていないことに対して「期待」を寄せる感情です。「期待」は「形がない」「実質がない」ので、陰陽五行では「水」に象徴されます。「水」は「木」＝「思い」に対して親になる「水生木」の関係があるため、「やる気」を長続きさせ、目標へと向かう「思い」を継続させる原動力になるというわけです。
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