自分のなかで、可能性を制限してしまっているのは、過去からの経験則に縛られているから。本当は、目の前に、ここからはじまる無限の可能性が広がっています。
勉強でもなんでも、パフォーマンスが向上してくるときには、必ず突然いつも以上の力が発揮される、ということが起こります。いつもは60点くらいの成績だったものが、突如として85点とかになっちゃったりする。そんな「いつもと違うぞ!」という経験をしたとき、それが自分の実力だと錯覚して、だんだんそれが当たり前のことになっていくわけです。はじめて85点を取ったときには、例えそれが偶然であっても、それこそが、わたしの実力だと錯覚してしまえば、それが当然になっていくということが起こるのです。それは、意識してそのときのことを再現しようというよりも、自然とやればできるということが学習されて、そのように行動がつながっていくというイメージなのです。
つまり、可能性はいつでも開かれていて、その、いつも以上の力が発揮されるときを待って、ただひたすらに挑戦することだけがポイントなのです。無限の可能性はすぐそばにあるのに、それがみえなくなってしまうのは、過去の経験から「自分には無理だ―」とあきらめてしまうから。過去に囚われて、今を生きていないのです。今を全力で生きていれば、無限の可能性に自ずとつながっていきます。ふと挑戦してみたことが、案外うまくいったとき、すでにあなたは次のレベルに到達しているのです。
『Soul Helper Oracle』 by Christine Arana Fader
陰陽五行による解説
「これまでの経験則に囚われる」は陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」は「常識」などの「枠」を象徴しています。そのため、そこから抜け出すことで、次のレベルへと進んでいくことが求められます。そして、ここから進むためには、同じことをやり続けた結果として、エネルギーとしてあふれる形で、次の段階へと進むことができるようになります(「金」の触媒)。
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