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他人を裁くと、自分もそれに裁かれる。

オラクルメッセージ

他人を批判して、裁くことは、自分を批判して、裁くことにつながっています。他人に対して攻撃を仕掛けると、その相手が自分の敵になることは明白です。けれども、それ以上に恐ろしいのは、他人を攻撃したとき、自分で自分を攻撃しているのと同じことになるということです。

「わたし」という存在は、自分と他人を分けて考えたときにはじめて感じられるものですが、しかし、深いところでは相手とつながっていて、本来は分ける必要すらないのかもしれません。心理学的には集合的無意識といってもいいし、脳のネットワークでつながっているといってもいいでしょう。いずれにしても、相手と自分を完全に分けて考え、感じることはできなくて、常にまわりと「つながる」ことで自分を認識していたりするのが「わたし」だったりするのです。

ですから、目の前の相手を批判し裁いたとき、それは自分に向かって言っているのと同じことになります。少なくとも、今は認識できなくても、やっぱりあとで自分も同じような批判を受けて、裁かれたりするのです。だから、相手を裁くことはしなくていい。「そんなひともいるんだー」「そういうのもおもしろいね!」って、自分も同じようなことをしていたかもしれない、そういうこともあるかもしれないと思ってみる。そう、相手が見せてくれいるそれは、隣の世界の自分の姿なのかもしれません。裁く必要なんて、まったくないんです。

『Mystical Healing Reading Cards』 by Inna Segal

陰陽五行による解説

「裁く」は陰陽五行では「金」になります。「金」は金属であって、その本質は「分ける」「切る」です。他人を「裁く」と、自分のなかに「金」が生まれます。その「金」は自分の「木」=「思い」に対しても威力を発揮するので、自分の「木」を切り倒す=自分を批判し、裁くということにもつながります。

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