今、生きているということは、自分の人生を生きているということ。自分の人生を生きているということは、すべて、自分で選択しているはず、ということ。
哲学者サルトルが「人間は自由の刑に処せられている。」と言ったけど、人間は、自由であること、自分で選べと言われることが、思いのほかイヤらしい。「自由の刑」というくらいツラいことらしいけど、誰もそこから逃れることはできない。たしかに、誰かに決めてもらったほうが楽だし、自分のなかでのルールとか価値観を勝手に決め込んでいるほうが、気楽に生きていけるのかもしれません。性格診断とか決めつけの占いみたいなものが流行るのも、そういうことです。
だけど、ちゃんと思い出していただきたい。この人生は、わたしだけの人生で、わたしがすべて決めることができるってことを。わたしが楽しく生きることだけが、本来の、この人生の目的であることを。ここであなたが体験しているのは、あなた自身の人生ぞ?本当は、どうしたい?常にその自由が、あなたに付きまとっています。
『Lakshmi Oracle』 by Elisabeth Jensen
陰陽五行による解説
「選択できる幅がある」ことは、「可能性があって」、まだ「現実」ではないので、陰陽五行では「木」に象徴される状態です。そこから、自分でどっちに向かうか選択する必要だあって、どちらかの可能性を失いながら生きていくことになるので、「自由の刑」ということになります。「現実」になることは、可能性を失くしていくことでもあるわけです。しかし、大切なのは、自分がどうしたいか、どういう方向に進みたいか。それを決めるのは、自分以外にいないのです。
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