すべてが調和して美しいって、だれもが自由にやっているとき。あの、自然のなかで感じる、なんの制限もない、豊かなのびのびとした美しさは、そこになんの遠慮も、緊張感もないから感じられるもの。
わたしが思う調和って、できるだけ自分が目立たないようにして、遠慮することで成り立つと思っていたけど、どうやら違うみたい。みんなが思い思いに動くのとはまた違うのかもしれないけれど、少なくとも、それぞれの我慢のうえに成り立つものは調和じゃないですね。
みんなが自由にやっているようにみえて、それでいて、美しく調和がとれているとき、そこには無意識がはたらいている。合唱の歌が美しく聞こえるとき、それぞれの背景はバラバラなのに、その場を共有した、その瞬間にピタッと合わさり、調和するときがあるんです。
みんなが自由になっていくとき、すべてが調和して、美しいものになっていく。そんな世界を、わたしはみたいのかもしれません。
『Buddha Wisdom』 by Laura Santi
陰陽五行による解説
「調和」は「陰陽が混ざり合ってういる」ということで、陰陽五行では「土」に象徴されます。「土」は「火」に育てられる関係なので、「火」=「無意識」によるものであるということがわかります。

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