真面目にがんばっているひとほど、まわりのことを気にしたり、どう思われるか、どうみられるか、ということを気にしてしまって、自分の心を無視してしまっている可能性があります。
普段は「いや、私は~しようと思って」とそれを本当の自分の心から出てきたことのように感じてはいるのですが、深いところまで掘り下げていくとまったく違うことが出てきたりするのです。
あるひとは、自分はアロマセラピストと生きていくということが信念だと思っていました。しかし、実際には「資格を取ったからにはこれを活かす必要がある」ということに縛られていただけでした。心に素直になれないのは「資格を持っているの
にそれを活かさない」ということに対しての「親の目」や「常識感」を気にしてのことだったのです。結局、アロマはいったん寝かせることにして、今は石(パワーストーン)の仕事で独立・成功しています。
自分が「やりたい」「やろう」と思っていることですから、自分の好きな要素はそのなかに含まれているのかもしれません。けれども、常識感や世間体、親の目など、自分の心を縛りつけるものが身の回りにはあふれています。そのため、ふと気がつくと、自分の心を見失い、心に素直になれない自分になって、本来の自分の力を十分に発揮することができない状態になってしまいます。心に従わないことは、本来の自分から遠ざかることと同じです。
深呼吸して、自分に、心に素直になってみましょう。「今日は何がしたい?」「何が食べたい?」「どう過ごしたい?」と自分に問いかけることからスタートです。夕飯のメニューやデザートの有無、湯舟に浸かるかどうかなど、ほんの些細なことから、自分の心に素直になってみること。スイーツ食べたっていいんです!素直になってください!
その先で、本来の自分に出会えます。そして、本当に楽しい未来が開けていきます。
陰陽五行での解説
このカードに描かれているのは「Sun(太陽)」です。「太陽」は燃えていて、熱を発しているので五行では「火」にあたります。「火」の象徴として、このカードがテーマにしているのは「LIGHT(光)」であり、「照らし出す」が意味の中心となっています。
五行の「火」は人体でいえば「心臓」であり、それは「ハート」つまり「心」とも同意です。そのため、リーディングでは「心の内側を照らし出す」ということで「心に素直になる」と表現してみました。
陰陽五行では「木」からはじまる「思いのエネルギー」を現実化するためには、「火の触媒」が不可欠であると説かれています。「火の触媒」とは「心」のエネルギーであり、「愛」や「情熱」「共感」のことをいいます。はじめは、例えば親から認められたという喜びが何かに没頭するきっかけになったりしますが、最終的には自分のなかから出てくる、自分のことを認める「愛」が現実を変える力となっていくのです。
自分の「心」に素直に従ってみることは、この「木剋土」の相剋ルートに沿って進むことそのものです。些細なことでも、心に従うことで、現実創造のはじめの一歩を踏み出すことができるのです。
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