どんなにステキな夢をもっていても、その実現のために行動していると、気がついたら方向を見失ってしまうことがあります。目の前のことに囚われすぎると、自分が本当にやりたいことでも「お金が~」とか「時間が~」という自分の感覚ではなく、一般的な常識が優先されてしまって、自分のやりたいことからは少しずつズレていってしまうのです。
本当にやりたいことは、お金も時間も関係なく「やりたい!」と思えることです。逆にいえば、そうやって目の前のことに縛られない勢いをもっているから、夢であり、情熱をもって実現させることができるのです。しかし、物質的な価値観が優先される現代では、まわりの常識を無視するのが難しいこともわかります。完全に自分の思いだけで行動するというのも難しい場合があるでしょう。けれども、それを繰り返すことで自分が進むべき方向すら見失ってしまい、ますますどうすればいいかわからなくなってしまうのです。
ですから、定期的に自分のステキな夢を描きなおすことが重要です。夢を描きなおすと、近すぎて見えなくなっていた選択肢やほかの道がパッと開けていきます。また、自分の夢に従うと想像もしないような展開がその先に待ち受けていることもあります。夢とつながっていると、それだけでわくわくして、なんとなくにやけてきてしまうものなのです。
目の前のことで不安になってしまうのは、方向を見失っているからです。一度、高く飛び上がり、自分の夢を再確認し、ステキに描きなおしてみましょう。その夢はどこに連れて行ってくれるでしょうか。最高のわくわくが待っています。楽しみです!
『Native Spirit Oracle Cards』 By Denise Linn
陰陽五行による解説
物質的なこの世は、エネルギーの観点からいえば「エーテル体」が充満した世界で、ここに長く浸かっていると「エーテルの霧」のなかに閉じ込められていきます。この「エーテルの霧」のなかでは、自分の進むべき道が見えないため、まわりのひとについていったり、みんなに合わせたり、常識のなかにいるほうが安全であると考えたりしてしまうのです。この状態を陰陽五行では「土」にハマっていると表現します。「土」という現実の「枠」にすっぽりとハマってしまっているわけです。
この状態ではいつまでも自分の夢や目標に近づくことはできません。夢や目標は自分の思いなので「木」に象徴されますが、「土」にすっぽりとハマっていては「木」の勢いもパワーも発揮することができないのです。
ですから、定期的に夢や目標を描きなおして自分のなかの思い、つまり「木」のエネルギーを高めておくことが重要です。自分のなかの「木」を忘れなければ、それは「現実を変える力」となって、本当に実現の方向へと動き出していくのです。
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