自分のなかで「こうしよう！」と決めたときから、運命の歯車は回り出しています。脳は、わたしがイメージを作り出す7秒も前から動き出していることが科学的にわかっています。「こうしよう！」と思って、それを言葉にする前、さらに、その情景をイメージする７秒も前から、言葉にならないところで脳は活動を始めているのです。
それって、その時点で、すでになにかがはじまっているということ。イメージよりも、言葉よりも先に、脳はそちらの方向に向かうための舵を切ってくれている。でも、頭で考えてしまうわたしは、変に意識で考えてしまって、すでに脳がはじめたことを、意識で邪魔して、余計なことをしてしまうんです。結果的にうまくいかない方向に進んでしまうのは、脳がすでに用意していたものに逆らって、ちょっとずつ余計なことを挟んでしまったから。
変わっていくって、すごく自然なことです。脳にはすでにそれが見えています。あとは、その流れに乗るだけです。覚悟が決まったら、もう、運命は動き出しています。
『Pixar Inspiration Cards』 by Brooke Vitale
陰陽五行による解説
「覚悟を決める」は、「決断」といいます。「決断」の「断」のイメージは、そのまま陰陽五行の「金」のイメージに重なります。「金」は刃物で何かを「断つ」こと。そのため、なにかを「決める」ことは、今までの流れを「断って」、次に進むことで、それは「金」の触媒を得ることそのものです。
ですから、「決めた」時点で、すでにいままでの自分の「枠」＝「土」から抜け出し、次のステップへと歩みを進めているといえるのです。
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