やさしい世界に転生する方法

オラクルメッセージ

「人にやさしく」とか「愛こそがすべて」というようなことをテーマにした作品がよくあります。『白雪姫』は動物にも小人にも臆することなくやさしく接することで、助けられハッピーエンドを迎えます。『美女と野獣』や『シンデレラ』では見た目や地位を超えた愛が物語のカギになっていました。

そんな物語を小さい頃から知っていたわたしは、他人のために尽くそうと長い間努力を重ねてきました。誰かが困っていれば、自分が困ってでも手を差し伸べたし、自分以上に他人を丁寧にもてなすということを常に考えながら生きてきました。しかし、そうやって頑張れば頑張るほど、自分はやさしくされるどころか、うまく利用されるだけで雑に扱われて終わってしまうことになるのでした。

問題は「自分への愛」が足りないことにあります。この世界は、自分の感覚がすべてです。自分が感じていることがそのまま世界の在り方に反映されているのです。わたしが「他人にやさしく」とがんばっていたときには、逆に「自分はどうでもいい」「自分は後回し」と考えていたはずです。そのため、これが現実となって、自分はそのように扱われてしまう世界にいた、ということになります。

「やさしい世界」に転生するには、自分にやさしく接することです。自分をお客さまのように扱って、思いっきりねぎらってあげましょう。いつかお客さんに使う予定だった食器を使ってみたり、他人にするようなプレゼントを自分のためにしてみたりします。全力で自分にやさしく、自分から愛を与えてあげるのです。そして、心から自分にやさしくできるようになったとき、まわりもあなたにとってやさしいひとたちばかりの「やさしい世界」になっているでしょう。楽しみです!

『Archangel Oracle Cards』 by Doreen Virtue

陰陽五行による解説

「自分の住む世界」のことを陰陽五行では「土」で象徴します。「土」は「真ん中」であって「自分の立ち位置」の象徴です。「土」にエネルギーを与えるのは「火」(火生土(かせいど))なので、「火」に象徴される「愛」が「世界」を作っているのは、陰陽五行でもその通りになっています。

そのため、「愛」がなくなってしまうと「火」が弱い、つまり「土」も弱まってしまいます。自分への「愛」が少なければ、そのぶん自分の「立ち位置」が危うくなってしまうということになり、自分のことが大切にされない世界に入ってしまうことになるのです。

逆にいえば、自分を大切にする、自分に「愛」を与えれば、自分の「立ち位置」もしっかりと確保されてくるということです。自分にやさしくするだけで、まわりもみんな、やさしい世界に入っていくことができるのです。

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