感情の波を支配する

オラクルメッセージ

うれしいときに「うれしいーっ!」と喜びすぎるのも考え物です。人間にはホメオスタシス(恒常性)という性質があるため、「喜び」のあとには必ずその反対の感情が湧いて、バランスを保とうとします。そのため、うれしいときに喜びすぎると、波が大きくなって、逆の感情もまた大きくなってしまうということになります。喜びすぎた感情を打ち消すだけの「悲しみ」や「怒り」などが必要になってしまうのです。

ですから、うれしいときには、もちろん喜ぶのだけれど、異常に反応することはやめておきましょう。うれしいけれど、これもわたしの人生では当たり前。だって、わたしが望んで、それが実現しただけだから。

喜びを感じていながらも「あ、うん、当たり前じゃん。」と思えるようになると、いよいよそれが当たり前になっていきます。喜びすぎないことで、逆の感情を起こす必要がないから、いったん落ち込んだりすることもなく、それが当然のこととして、また次の喜びへとつながっていくのです。

『Dragon Path Oracle Cards』 By Caroline Mitchell

陰陽五行による解説

今回は「陰陽」の部分について書いてみました。陰陽五行の陰陽説では「陰極まって陽となる、陽極まって陰となる」というように、どちらかが強くなりすぎると、必ずその反対の作用が起こります。ですから、どちらかが強くなりすぎないようにしようというのが今回の内容です。これは、仏教では「中庸」といわれ、うれしいでもなく、苦しいでもない、その真ん中を生きることで、苦しみから解放されると説かれています。

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