わたしを邪魔するものたちの存在理由

オラクルメッセージ

自分が本当にしたいと思うことをやろうとすると、必ずといっていいほど邪魔が入ってきます。「さぁ、やるぞ!」という気持ちになっているときほど、親から「ちゃんとやってるの?」とツッコミを入れられて「今、やろうとしたとこ!」と嫌な気分になって、なんだかやる気もなくなってしまうのでした。また、イベントを企画して仲間を集め、いざ具体的に考えようとなったら、仲間の誰かが「やりたくない」とか言いだして「あれだけ盛り上がって仲間になったのに?!」とがっかりしてしまいます。

わたしのまわりには、なぜこんなにもわたしの道を阻むようなことをするひとが多いのか。

ある自動車メーカーではボディの凹みやゆがみをチェックする際、「軍手」を着用して行うそうです。細かいチェックなら「素手」のほうがわかるような気がしますが、実際には「軍手」のほうが細かい凹凸が手によく伝わるため、それが採用されているそうです。

この話を聞いたとき、ピンときました。「わたしを邪魔するものたち」も、その背後にある凸凹を認識させるために存在すると考えたらどうでしょうか。この存在を通して、凸凹が強調されてしまうから、大きく邪魔されているような感じがするけれど、実際に凸凹があって、それは自分が解決すべき問題が隠されているのです。逆に、背後に隠された美しさを伝えるためにそこにいてくれるのかもしれません。

スピリチュアルでは亡くなった後、みんなと再会し、反省会(?)のようなことが行われるといいます。そして「あのときはありがとう」と、どんなひとにも感謝するのだそうです。それは、そのときのわたしにとって『悪役』を演じてくれたから。あっちの世界ではいいも、悪いもなく、ただ感謝なのです。

すべてはわたしのためにあるから、この「邪魔」もきっと感謝すべき背景がかくされているはずです。そう考えると「みんな、わたしのためにありがとう!」と純粋なあたたかい気持ちに満たされていくのです。

『The Soul’s Journey Lesson Cards』 By James Van Praagh

陰陽五行による解説

陰陽五行では「土」を「常識」とか「枠」と表現して、そこから抜け出すことが霊性の道であると説明しています。この話をすると「では、『土』はよくないものですか?」と思ってしまいます。たしかに「土」には、現実世界、物質の世界にわたしたちを縛り付け、「枠」から動けなくしてしまう側面もあります。しかし、わたしたちは「肉体」を持ち、「物質」の世界に生きていて、これがないと生きることができません。「土」がなければ、そもそも存在することすらできないのです。

今回の「邪魔な存在たち」は、わたしが「土」の「枠」から抜け出すことを阻もうとする存在です。「邪魔」は、「土」の「枠」のフチにいて、そこから出ようとするわたしを内側へと押し返してくるようなイメージです。しかし、だからこそ、その背後にステキなものがあるだろうし、そこを超えれば世界は広がっていくということがわかります。そして、この「枠」の存在も「土」であり、わたしはそこにいるから存在できているわけで、すべてを否定することはできないのです。

先に進むためには相手に感謝して、別れていくことです。いわば、モノの断捨離と同じです。

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