まわりの人が上手に生きているのをみていると、「どうしてあの人にはいつもチャンスが巡ってくるのに、自分にはぜんぜんチャンスがないのだろう」と思ってしまいます。自分が不器用だからチャンスを逃してしまうのか、それとも、そもそもめっちゃ不幸な星のもとに生まれてしまったのか。そんな風に自分がいかに不幸かという考えが頭のなかでぐるぐるしてしまうんです。
でも、本当は、チャンスは至るところに転がっていたりします。ここでたまたま出会った人と運命を変えるような関係になったり（それも運命ですが）、たまたま見かけた他人の投稿や目に飛び込んだ広告がとんでもないチャンスにつながっていたりします。そう、この投稿も、あなたがチャンスを掴むためのチャンスなのかもしれません。
チャンスがないと思っていたのは、わたしが今に生きていないから。今に生きていないから、目の前のことが認識できていなかったのです。「今ここ」にいないと、目の前に、どんなに大きなチャンスがやって来ても気づくことができません。チャンスに気づかず、自分が不幸だと感じてしまうのは、歩きスマホしながら生きていると考えてみるとわかりやすいかもしれません。歩きスマホをしていて、電柱にぶつかりそうになったときのように「うわ、びっくりした！」と目の前の大きなチャンスをスッと避けて通ることになるのです。だから、チャンスは掴めないし、自分は不幸だと思ってしまうという悪循環になっていきます。
今を生きるから目の前のチャンスを認識できて、ちゃんとそれに対応することができます。この道がどこに通じているのか、どこにつながっていくのか、目の前を見据えて地に足をつけて歩きましょう。この一歩が次のチャンスにつながっています。今が、そのチャンスです！
『WATER TEMPLE ORACLE』 by Suzy Cherub
陰陽五行による解説
「チャンス」とは、これまでのパターンから抜けだして、本来の自分の力を発揮できる方向へと進んで行くきっかけになるものです。「チャンス」を掴みたいのは、今は自分の力を発揮できていないと思うからなのですが、しかし、その考えがベースにあると「未来」と「過去」に思考が囚われていってしまいます。
「チャンス」は「現在（今）」にやってくるもので、それを掴むのも「今」しかありません。そのため、「今」に生きていないとちゃんと掴み取ることができないのです。陰陽五行では「今」は「土」に象徴されます。ここでの「チャンス」とは「土」から抜け出して、「本来の自分」＝「水」に進んで行くきっかけですから「金」に象徴される「気づき」のことだとわかります。
「金」は「土生金（どせいきん）」の関係によって「土」によってパワーがあがってくる性質があります。つまり、「今」に生きるから「チャンス」が起こる可能性があがるということになるのです。
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