はい、それはもう過去です。

オラクルメッセージ

なにかを考えようとするとき、考えの土台となるものは自分のこれまでの経験しかありません。そのため、自分が「経験」から学んだことをあたかも「真実」であるかのようにして、考えを組み立ててしまいます。しかし、それはあくまでひとつの「経験」であって、今、その過去とまったく同じことが自分に起こったとしても、その「経験」とまったく同じことにはならないのが普通です。

そうやって、これまでの経験をベースにしてしまうわたしは「やっぱりこれは~なるだろう」と過去と同じようになることを想定して、これまでの枠から抜け出せなくなってしまうんです。そして、過去の自分に縛られて、どこまでいっても変わることのできない自分になってしまいます。

「今」ではなくなった時間はもはや「過去」です。今は、この目の前にあることだけ。さっきまで考えていたことすら、それはもはや過去なのです。ですから、不快な経験をしたり、不快なことを考えてしまったときには、それはもはや「過去」ということにして、「今」の目の前のことに颯爽と向かっていきましょう。過去に縛られて、今を見失うと、過去に生き、いつまでもよい方向に進むことができません。変わりたい気持ちを持つことではなく、変わった今を積み上げることが、生きたい人生を作るカギです。

『Gateway of Light Activation Oracle』 by Kyle Gray

陰陽五行による解説

「今」に集中できているときは、「過去」に囚われる心配はありません。問題は「今」に集中していないために、「思考」を巡らすことで、問題を解決しようとしているときです。「頭」を使って考えているので、このときの「思考」は陰陽五行では「木」に象徴されるものです。「木」は「水生木」の性質から、「水」のエネルギーを得て、より力を増すことがわかります。「水」はいったん「終わり」を表すので、「過去」となったときのことを参考にしている「思考」は「水」と「木」がくっついている状態になります。

「水」と「木」がくっついた状態は「思考」の世界ばかりが、どんどん膨れ上がって、現実から遠ざかっていく傾向があります。そのため、目の前のことが見えなくなって、問題の解決策も頭のなかの理想論的なものになっていくのです。ですから、「過去」のことはもはや過去にしてしまうことが重要です。「過去」を過去にして、自分から切り離していけば、今、目の前の課題に集中して、本当に自分が思う解決策を実行に移すことができます。

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