物事の流れが変わったとき、自分で思っていたように進まないと感じて、一気に不安になってしまったりするんです。さっきまでと風向きが違うので「雲行きが怪しい」と考えてしまって、なんだかうまくいかないような気さえしてきて、だんだん自信も無くなったように感じてしまいます。
でも、風向きが変わって、未来が「わっかんない」ってなったときほど、おもしろいことはありません!なぜなら、この風がどこに続いているか、わたしはまったく知らないから。知らないということは、この風は、少なくともわたしの知らない世界に連れて行ってくれることは確定しているわけです。ですから、好奇心をもって、風に乗ってみると、わたしの知らなかった世界に必ずつながっているんです!
不安になったら、「わっかんない」からおもしろい!不安になるほど「わからない」なら、その未来の無限の可能性にワクワクすることにしましょう。子供のときに憧れた冒険に出発するように、「わからない」からこそ、楽しいものがあるはずです。
『WISDOM of the ORACLE』 By Colette Baron-reid
陰陽五行による解説
物事の流れが変わるということは、新しいエネルギーが入ってきたということです。「新しいエネルギー」は、陰陽五行では「木」に象徴されます。「風向き」が変わるという表現を書きましたが、まさに「風」とは「木」そのもののことです。
「木」のエネルギーが高まると、「木剋土(もっこくど)」の関係によって「土」がやっつけられるので、「土」=「現実」から遠ざかるということが起こります。そのため、「不安」になったり、自分の「思い」に駆られるということが起こるのです。しかし、考えてみると「新しい」エネルギーが入ってきたということは、確実に変化が起こり、次の流れに入っていっているということで、いい流れでしかないわけです。ですから、なにも「不安」になる必要はないし、ただ淡々と、目の前のことをこなしていくだけであるのは、なにも変わっていないのです。
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