どんな悩みにしても、自分の頭で考え出すと、それがどんどん大きくなって、とてもじゃないけど、対処できない大きな問題だと感じてしまうことがあります。対処しなければならないと思いながらも、どこから手をつけていいのか、どうすればいいのかがまったくわからないというような気がして、物事が前に進まなくなってしまうんです。
そんなときは、目の前のこととちゃんと向き合うことを忘れている可能性があります。頭のなかでばかり考えていて、妄想的に膨らんでしまっているけれど、それって本当にそこまで大きな問題なのでしょうか?お金とか、恋愛とかの悩みでは、特にその傾向が高まります。目の前でまだ起こっていない問題を、あたかも起こったことにして、それを問題にしてしまっているわけです。それでは、独り相撲もいいとこです。
慌てふためく自分をみつけたら「そんなにたいへんなこと?」とやさしく心に聞いてみます。そうして、目の前のひとつひとつに向き合うと、思っていたよりたいへんな状況ではないことに気がつくでしょう。本当にどうしようもない状況って、そんなにあるものではありません。
『The SPIRIT ANIMAL ORACLE』 By Colette Baron-Reid
陰陽五行による解説
目の前のことが見えなくなって、自分の「思い」だけに振り回されている状態は、陰陽五行では「木」に象徴されます。「思い」ばかりが先走って、「現実」(「土」)から遠ざかってしまっているのです。
自分にやさしく「そんなにたいへんなこと?」と聞くことは「火」の触媒に成り得ます。自分にやさしくすることは「愛」であり、「あ、そうでもなかった」と気がつくと同時に、あがった「木」の気をグッと下げていくことができるのです。
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