自分のとって本当に必要な人間関係は、相手に手加減をする必要のない関係です。会社の上司や学校の友達など、自分で選びようのないひとたちはともかく、自分で選ぶことのできる相手なら、まずは手加減がいらないことが条件になります。
わたしが気を遣って手加減をする必要のある相手なら、どこまでいっても、ストレスのたまる関係でしかありえないのです。手加減するのが当たり前になっていると、自分が気を遣っているのがわからないかもしれません。言いたいことがあっても思わず飲み込んでしまったり、「こんなこと言ってもなー」とか思ってしまうのは、自分のなかで手加減している証拠です。
そんな違和感に気がついたら「手加減しない!」と心に決めてください。自分のなかで「手加減しない!」とやっていると、手加減が必要な相手は自然と合わなくなって離れていき、そして、自分のレベルにあったひとが勝手に寄ってきます。そうして自分の都合のいい世界が、目の前に広がっていくのです。手加減なんていらなーい!
『HUMAN SPIRIT ORACLE』 By Jena Dellagrottaglia
陰陽五行による解説
他人に対して「手加減をする」というのは、自分を「枠」にはめてしまっていることなので、陰陽五行では「土」の状態になります。「手加減」をしているあいだは「枠」にハマっているので、「常識」から抜け出すことができず、自分の力を存分に発揮できません。そこで「手加減をしない」と決めると、その「枠」から抜け出して、本来の自分の力を発揮できるようになっていくのです。
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