嵐のあとで

オラクルメッセージ

子どもの頃、台風が来るとなったらちょっぴりうれしかった。不謹慎かもしれないけれど、学校が休みになるのはうれしいことだし、雨戸を締め切ったお家でのんびりできると思うと、それだけでうれしかったのです。明日晴れたら学校に行かなきゃというのはイヤだったけど、それでも、次の日の朝、起きたときのスッキリとした空気感も好きでした。今なら「浄化の雨だったね」と表現したくなるような、あの朝の晴れやかな気分が気持ちいいのです。

今、自分のなかで、自分のまわりで、たいへんなことが起こっているのは、自分のなかの「嵐」と同じです。「嵐」のときは、雨戸を閉めて、安全な家のなかでゆっくりするしかありません。学校だってお休みになるんだから、やらなきゃいけないこともすべて休みにしていいのが「嵐」です。

そして、安全なお家のなかで「嵐が過ぎたら、なにがしたい?どうしたい?」って考えるんです。明日晴れたら、行きたいところに出かけることができるかも!今日はできないことでも、明日になったらできるかも!今日は「嵐」だからこそ、嵐のあとで、どうしたいか考えてみると、明日が楽しみになってきます。

『The SIGNS OF THE TIMES ORACLE』 By Krystal Banner

陰陽五行による解説

「嵐」は、いったんすべてをチャラにするものです。これを陰陽五行では「金の触媒」と表現します。「金の触媒」はこれまで気づいてきた「枠」(「土」)に留まるのではなく、そこから抜け出して、本来の自分とはなにかを考えさせるためのきっかけとなるものです。自分のなかで起こる「嵐」はまさにそういうきっかけを与えてくれているわけで、そのときこそ、自分はどうありたいか、どうしていきたいのかを考えるべきなのです。

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