今、この時がすべて

オラクルメッセージ

「あのときちゃんとやっておけば、こんなことにはならなかったのに」と夜になって昼間のことを思い出して、後悔で泣きそうになったことが何度もありました。寝る前の冷静になれる時間になると、自分のやったことへの後悔が押し寄せてきて、なんだかとてつもなく重大な失敗をやらかしたような気分になるのです。そして、ぐるぐる頭のなかで「あのときどうすればよかったのか」を考えているあいだに夜が更けて、次の日も寝不足になって、再びぼーっとした1日を過ごしてしまうのです。

人間の頭では「過去」も「未来」も理解できてしまうから、それについてものすごく考えてしまいます。「過去」を変えることができたら「未来」はもっとステキになるかもしれない、と想像は膨らんでいくばかりです。けれども、今まで生きてきた人間で「過去」や「未来」を変えたという話は聞きません。もしも「過去」を変えられるなら、悲惨な「現在」や「未来」を避けることを選択することもできると思いますが、そんなことを実践できたという人間はひとりもいないのです。

人間には「現在」「今」「この瞬間」しかないのです。目の前で確かに感じている「今」だけが、わたしが唯一、生きていられる世界なのです。「過去」の後悔に囚われている間にも、「未来」の妄想にとりつかれている間にも、「今」は一瞬一瞬、「過去」になっていきます。

「過去」に後悔しないためには「今」を本気で生きることです。「未来」を望むものにするためには「今」を本気で生きることです。「今」を生きるわたしにとって、「今」に全力で取り組むことこそ、人生を全力で生きることそのものです。

陰陽五行による解説

「今」を認識するというのは「自分の立ち位置」を確定させることと同じです。「今」にいることがわかれば、自分がどこにいて、なにを感じているのかをより明確にすることができます。「今」は「自分の立ち位置」ですから、五行では「土」に象徴されます。「土」は場所では「真ん中」を表し、ここに立つから、周りの方角を決めていくことができるのです。

また五行の「土」は「肉体」の象徴でもあります。つまり、この「肉体」を持っていること自体が、「今」を生きることそのものなのです。

一方、「過去」や「未来」のことを考えるのは五行では「木」です。「過去」も「未来」も自分の「思い」のなかにしか存在せず、概念としては存在していますが目の前のものではないからです。「木」は「思い」がすべての世界ですから、ここに留まることは「現実」から切り離されていくことを意味します。

「木」と「土」は「木剋土(もっこくど)」という「木が土をやっつける」関係があるので、「思い」に囚われていると「今」を生きるエネルギーが失われていくことになります。「今」を生きるには、「今」に本気になって、目の前のことに全力で取り組むことがすべてなのです。

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