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お花が咲くとき

オラクルメッセージ

お花が咲くためには、いろんな条件が整うことが必要不可欠です。まず、種が食べられたり、腐ったり、埋まりすぎたりしないこと。そして、それがちゃんと成長すること。

植物の種が発芽するには、光と水と空気とが、それぞれの条件を満たしていることが求められ、それではじめて発芽します。

人間の成長も同じです。赤ちゃんのうちは、栄養をもらって、環境が整えてもらってと、自分ではなにもできません。それをちゃんとやってもらったから、ここまで、成長してきました。

そして、あとは開花のときです。意識では、早く花を咲かせたいと思っても、それにはいろいろな条件が整っていることが必要不可欠です。自分の意志でどうにかするというよりも、淡々と、この毎日過ごした先で、お花が咲くのです。何気ないこの毎日は、わたしの開花の条件を満たすために、成長を重ねているのです。

『ORACLE OF THE HIDDEN WORLDS』 by Lucy Cavendish

陰陽五行による解説

お花、特に「ハス」が開花していく様子はひとの悟りとよく重ねられます。仏教美術によく「ハス」が描かれるのはそのためです。「蓮」は「泥」のなかに咲きますが、まさに陰陽五行の「土」から「水」へと悟っていくさまを表しているといえます。そして、「土」から「水」へ抜け出すためには「金の触媒」が必要です。しかし、それは自分で意図するものというよりは、外から与えられるものであります。だから、「触媒」というのです。なにか「高次の存在」というようなものが手伝ってくれて、ようやく開花していくことができるので、自分ではどうしようもないタイミングがあるといいます。

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